要注意!触ると危険な赤いクワガタ ヒラズゲンセイとは?
毒をもつ虫は自然にはたくさん存在しています。そんな中、最近生息域を広げているのがこちら
富士見坂だよりから引用
ヒラズゲンセイです。
みなさんはご存知でしたでしょうか。
これまでは四国などの温暖な地域にて生息していたのですが、だんだん北上しているのです。
(戦前から高知などでは生息していたそうです。)
現在では京都や滋賀などにも生息域を広げているのです。
ではこのヒラズゲンセイの何が危険なのか解説していきたいと思います。
ヒラズゲンセイとは?
まずこちら赤いクワガタと言われておりますが、クワガタではございません。
ハンミョウの一種で鮮やかな赤色が目立つ大型の甲虫です。
クマバチに寄生することからクマバチが好きな桜や、巣を作る古い木造の家屋などを中心とした場所で見られます。
ヒラズゲンセイはアゴが大きいのがオス、小さいのがメスとなっています。
体長は2センチから3センチ程度と小さいです。
ヒラズゲンセイを漢字で書くと??
ヒラズゲンセイは漢字だと「平頭芫青」このように書きます。
ヒラズゲンセイは貴重な虫なのです。
ヒラズゲンセイ、毒がある害虫という一面のみではありません。準絶滅危惧種にも指定されている貴重な虫です。
ネットの取引にて高額で取引もされているマニアには「幻の甲虫」として有名な虫でもあるのです。
ヒラズゲンセイの何が危険なの?
ヒラズゲンセイは体の間接や節などから黄色い体液を出すのです。
この黄色い体液が「カンタリジン」と呼ばれており、体の柔らかい部分に付着することで、かぶれや水ぶくれを引き起こす可能性があるのです。
ですので子供が「赤いクワガタだ!」なんて触ろうとしたら必ず止めてください。
ヒラズゲンセイの発生する期間はいつころ?
ヒラズゲンセイが発生し目にする可能性のある期間は、6月上旬から7月上旬と比較的短い期間のみとなっています。
カラフルな色の虫は毒をもっている可能性が高いよ。
一概には言えませんがカラフルな体の色をしている虫は、外敵から身を守るための毒をもっていることが多いです。
虫取りなどをしていて珍しい虫を見つけても安易に触ってしまわないように注意が必要です。
子供は昆虫を躊躇なく触ってしまいますからね。大人はそうそうヒラズゲンセイを触ろうとは思わないですよね。。